Page 3587 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼厨房器具の時間最大給湯量について みっちー 19/8/21(水) 13:27 ┗Re:厨房器具の時間最大給湯量について masa 19/8/22(木) 23:34 ┗Re:厨房器具の時間最大給湯量について みっちー 19/8/23(金) 9:33 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 厨房器具の時間最大給湯量について ■名前 : みっちー ■日付 : 19/8/21(水) 13:27 -------------------------------------------------------------------------
設備設計を行っているものです。 現在、既設改修案件で中央給湯の施設の厨房改修を設計しているのですが、 国土交通省の設計基準などでは、厨房器具ごとの時間最大給湯量と個数より 厨房全体の時間最大予想給湯量を算出することになっているのですが、 厨房器具ごとの時間最大給湯量はどのように設定しているものなのでしょうか。 計算書のサンプルなどを見ると、1槽シンクで110L/hとなっている資料が 多いのですが、根拠が見つかりませんでした。 みなさんは、どのように設定されていますでしょうか。 ご意見を伺わせて頂ければと思います。 よろしくお願いします。 |
厨房流しの時間当たり給湯量を110L/hとしているのは、ASHREの基準値です。 これは、若干古い基準値で、1991年版の場合は、ホテルの厨房流しで、114L/hとなっています。 基準値としては、60℃給湯の場合の流し水栓1栓あたりの値となります。 業務用厨房の場合は、給湯使用温度を42℃、水栓1栓あたりの給湯量=10L/min、給水温度を5℃として、60℃の給湯量を求めます。 給水量=XL/min、60℃給湯量=YL/minとすると、42×10L/min=5×X+60×Y、X+Y=10L/minなので、420=5X+60Y、X+Y=10の連立方程式を解くと、Y≒6.7L/min、X≒3.3L/minとなります。 流し水栓1栓の60℃給湯量=6.7L/min、流しの1時間あたりの使用時間を17minと想定すると、流しの1時間あたりの60℃給湯量=6.7×17≒114L/hとなります。 ASHREの給湯計算の場合は、貯湯容量係数と、器具の同時使用率から、貯湯槽の容量を決定する事になります。 貯湯容量係数は、0.7〜0.8、同時使用率は、0.25〜0.35程度で想定する事になります。 ASHRE基準の計算法は、空気調和・衛生工学会の「給排水衛生設備設計・計画の実務の知識」などに記載されています。 古い「建築設備設計基準」などでも、採用されていました。 |
masaさんへ はじめまして、みっちーです。 丁寧な回答ありがとうございます。 国交省の設計基準と便覧を普段使用しているのですが、 実務の知識は、確認していませんでした。 今後は、実務の知識も活用したいと思います。 もう一点確認したいのですが、シンク以外の厨房器具については どのように想定されていますでしょうか。 よろしくお願いします。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━