Page 3612 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼省庁積算書式について 働きアリ 19/11/15(金) 13:06 ┣Re:省庁積算書式について 響 19/11/16(土) 1:39 ┃ ┗Re:省庁積算書式について 働きアリ 19/11/22(金) 23:47 ┣Re:省庁積算書式について 裕次郎 19/11/17(日) 15:33 ┃ ┗Re:省庁積算書式について 働きアリ 19/11/22(金) 23:57 ┗Re:省庁積算書式について 管理人(Yoh) 19/11/22(金) 8:57 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 省庁積算書式について ■名前 : 働きアリ ■日付 : 19/11/15(金) 13:06 -------------------------------------------------------------------------
投稿させていただきます 設備設計積算をしているものです。 国の各省庁(財務省・厚労省など)専用の内訳書・拾い書の書式があると聞いたのですがエクセルなどをダウンロードできるのでしょうか。 また、各省庁ごとに書式は違うのでしょうか。 フォーマットは違っていても構成・内容が同じであればよいということなのでしょうか。 お分かりの方いらっしゃいましたら教えてください。 宜しくお願い致します。 |
ご質問の内容からすると、普段は民間物件の積算を行っているが、新たに官庁物件の 積算を行う事になった、という解釈でよろしいでしょうか? 積算そのものは分かると思いますので、最小限かつ、私の分かる範囲内で記載します。 1、内訳書ですが、官庁は国の機関に限らず発注者により異なります。 私が過去に経験のある範囲内では、発注者側が持っているエクセル書式の場合と、 RIBC2という内訳書作成の為の専用プログラムを使用する場合に分かれます。 (国の場合、多くはRIBC2ですが、出先機関ではエクセルの場合も有ります) 2、RIBC2の詳細は、(一財)建築コスト管理システム研究所のウェブサイトを ご覧ください。 https://www.ribc.or.jp/ribc/ribc1_1.html プログラム名の末尾に「2」がついてますが、以前はRIBCというプログラムが 提供されていました。 (建設省時代に、NEC製PC-9800シリーズのDOS上で動くプログラムとしてスタート) 3、「2」について、現在はレンタル手続きを行うと、プログラム本体の ライセンスキーが郵送されてきて、ダウンロードしたプログラム本体に ライセンスキーを入力すると、起動できるようになります。 これに発注者毎に異なる「標準単価ファイル」を組込み、内訳書を作成します。 単価ファイルは、要は「積算実務マニュアル」の官庁版みたいなもので、 単価ファイルにない部材は、自ら材工共の複合単価を作成します。 (官庁の内訳書は、複合単価や合成単価で構成するのが基本です) 4、内訳書の構成ですが、基本的には発注者側で定められている事が多いと 思いますので、発注者へ確認してください。 参考として国交省が作成している内訳書の標準書式を提示します。 https://www.mlit.go.jp/gobuild/kijun_touitukijyun_s_utiwakesyo_syosiki.htm 5、「4」の書式について、電気設備の場合は発注者によって細目別内訳と 別紙明細の扱い方が異なるケースが多いので、注意してください。 例えばケーブルを例に取ると・・・ ・「ケーブル類」という別紙明細を作成し、この中にケーブルを全て入力。 細目上では、一式表示とする。 ・「EM-EEF2.0-3C」のように、ケーブルの種類ごとに別紙明細を作成し、 これを細目上で一式表示とする。 ・ケーブルの項目、数量をそのまま細目上へ全て記載 このほか、中科目の設定禁止(某県)、別紙明細の使用と別の単価を代用した 代価作成の禁止(刊行物使用、見積徴集が義務・某政令市)という例も有ります。 これは発注形態、入札や開札時の公開範囲の違いなどが影響していますので、 ひな形を貰うか、単価を細かく入れる前にざっくりとした骨格を作って 発注者側へ提示して確認を行うと、手戻りが少ないでしょう。 6、拾い書の書式ですが、私自身はあまり発注者側で指定されているケースに 遭遇したことは有りません。ただし国交省は専用書式を担当者から受領していた様に 記憶しています。 なお、拾いでは拾い書だけではなく、拾い図の提出もきっちり求めれられる事も 有りますので、この辺りは手戻りが無いよう手配された方が良いでしょう。 拾い図と拾い書の整合性を一か所ずつ検査される(某公営住宅メインの公社) ケースもあります。 7、ご質問には有りませんが、メーカー見積を徴収する際、国の機関は かなり面倒です。 現在は分かりませんが、以前国交省の仕事をしていた頃は、記入する項目が 大量にある専用の見積条件書式を用いて、七社徴集する事が必須でした。 http://www.mlit.go.jp/gobuild/kijun_touitukijyun_s_mitumori_syosiki.htm 見積依頼先も、国交省側から星取表に基づき指定されていた覚えが有ります。 このほか刊行物(建設物価や積算資料)を用いる場合でさえ、単価比較表の作成を 求められたりします。(これも以前は専用書式だった、現在は不明) 余談:財務省はかつて、内訳作成にCYDEENというプログラムを用いていました。 現在はRIBC2に移行したと聞いていますので大丈夫だと思いますが、 念のため。 |
返信遅くなり申し訳ありません。徹夜続きで 詳しく書いて頂きありがとうございます。 やはり国交省などは指定書式を直接要望した方がよさそうですね! 助かりました! こんど担当に直接聞いてみます。 |
拾い書の書式はいろいろあります。 国土交通省の設計をすると、設計事務所積算セット(だったと思いますが)の中に 拾い、集計書の書式のEXCELがはいっていました。 これに準拠した拾いソフトは私の知る限りでは1社しか知りません。 フォーラムトップページの積算ソフトメーカーの中に含まれています。 当方は国土交通省に準拠した拾いソフトではありませんが、拾い図も出力できて csvふぁいるも出せるので加工して提出するようにしています。 カスタマイズはできるので、メーカーに少しずつ調整してもらっています。 積算ソフトは前述があったとおりで、それ以外にも福島県では「エスティマ」という独自のソフトがあったり、公共団体ではRIBCを入れても操作できる人間がいな井という理由でEXCELを未だに使っているところもあります。 積算単価だけは印刷もので持っていて、それを書き写す必要があります。 また、単価刊行物と積算基準で複合単価を作ることも未だにあります。 積算実務マニュアルでも良いよと言ってくれるところはほぼないですね。 (結構便利なんですが) |
裕次郎さん ありがとうございます 積算セットというのがあるのですか 知りませんでした。ということはやはり厚労省などとは書式が違う可能性もありそうですね。やはり各担当に直接貰った方が良さそうですね。 元請けが意匠なので積算を知らない方が多く、書式を依頼してほしいとお願いしてもわからないからとほったらかしにされてしまうのです。 どこかでダウンロードできるならと思いましたが、直接もらうようにします。 積算実務マニュアルは本当に便利ですが使えないのはまだまだ体質が古いのでしょうかね。または苦労しなさいと言われているのか笑 拾いは指定書式でなくても大丈夫そうですが、合わせられるなら合わせておきたいとおもいます。 本当に情報ありがとうございました。 |
> 働きアリ さん レスがついていますので、 確認していれば、返信のレスをお願いします。 (返信が無いと、読んでくれたのかどうか分かりませんので・・・) |
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