Page 3704 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ねじのトルク管理 まもちゃん 20/7/2(木) 11:04 ┣Re:ねじのトルク管理 鑑 20/7/3(金) 8:19 ┃ ┗Re:ねじのトルク管理 まもちゃん 20/7/7(火) 8:51 ┃ ┗Re:ねじのトルク管理 純ぼ 20/7/9(木) 18:45 ┃ ┗Re:ねじのトルク管理 まもちゃん 20/7/10(金) 8:01 ┣Re:ねじのトルク管理 水道屋の社長 20/7/10(金) 21:29 ┃ ┗Re:ねじのトルク管理 まもちゃん 20/7/13(月) 14:53 ┃ ┗Re:ねじのトルク管理 水道屋の社長 20/7/13(月) 18:16 ┃ ┗Re:ねじのトルク管理 まもちゃん 20/7/14(火) 15:16 ┗Re:ねじのトルク管理 アカアマダイ 20/7/29(水) 19:28 ┗Re:ねじのトルク管理 まもちゃん 20/7/31(金) 11:35 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ねじのトルク管理 ■名前 : まもちゃん ■日付 : 20/7/2(木) 11:04 -------------------------------------------------------------------------
冷凍機や空調機などの機器を設置するために、あと施工アンカー(接着系アンカー)をCONに打設しますが、この時のボルトナットのトルク管理基準はありますか。 |
各メーカごとに、施工要領書又はこれに準じるものがありますので、こちらを確認することをお勧めします。 ちなみにヒルテイ:https://www.hilti.co.jp/medias/sys_master/documents/h87/9114604503070/ASSET_DOC_LOC_2885423_APC_RAW.pdf また、施工の信頼性を確保するための「施工講習会」もありますので、ググてみてください。 以上、参考までに。 |
鑑さん、ありがとうございます。日本建築あと施工アンカー協会、ケミカルアン カー設計施工指針にそれらしきものは掲載されていましたが、結論としてトルク管理数値の記述はありませんでした。参考にいたします。 |
アンカーボルトは抜け防止が重要であって、ナットの締め付け管理はあまり意味が無いのではないでしょうか。 ナットの緩み防止の為、ダブルナット等の対策をとるのが一般的ではないでしょうか。 |
純ぼさんの仰るように、Wナットでの緩み防止は当然ですよね。しかしWナットの締付の管理をしないと、いくらWナットでも緩む可能性がありますので、その辺りが管理手法のひとつと思います。ありがとうございました。 |
ケミカルアンカーは引抜引張バネとしか使用したことがありません。 笹子トンネル事故でもケミカルアンカーが使用されていましたが、 上向き作業でのケミカルアンカー使用は建築では聞いたことがありませんでした。 ケミカルアンカーは下向作業が基本で、引張応力度での検証だと思います。 アンカーボルトのトルク値監理はアンカーボルトの問題であって、 HTBであればピンテールの破断でトルク値を監理し、ダブルナットであれば マーキングして120度回転やトルクレンチでメーカー規定の監理をするのだと思います。 ケミカルアンカー+アンカーボルトの構造力学的な応力度監理は、 ケミカルアンカーの引張応力度とアンカーボルトのモーメント抵抗応力度の 直列剛性応力の構造力学的な問題に帰結されるのだと思慮されます。 |
水道屋の社長さんの最後の件の仰られるのはよくよく分かりますが、これという数値的な管理基準を明確に示していただけると良かったと思います。やはりヒルティー社の数値が目安になるのですかね。ありがとうございました。 |
トルク管理値はメーカーによって違うと思います。 メーカー仕様で施工すれば良いと思われます。 ヒルティー社のカタログには引抜耐力が掲載されていないカタログでしたが、 例えば次のようなメーカー品で許容引抜耐力を確認し、構造計算で例えば 許容応力度設計をした際の、柱脚の引抜力が許容引抜耐力以下(1.0以下) であることを確認すれば良いと思われます。 https://www.kfc-net.co.jp/products/images/mt/1-1_anchor_all_201505.pdf カタログに記載のとおり、引抜力以外にせん断力が働くような場合は、 複合応力度が1.0以下であることを確認すれば良いと思われます。 トルク管理基準は メーカーによって違い、最大引張力を担保するための仕様規定 であると考えます。 |
水道屋の社長さん、さっそく数値をお示し戴き有難うございました。ほかの文献をもう少し探してみます。 |
色々とお調べになっているとは思いますので御承知でしょうが、標仕等には締付トルクの規定はありません。 一般論としてのねじの締付トルクということであれば、弾性限度内でボルトの軸力管理を行う場合、ボルトの耐力の60〜70%程度を目標軸力に設定します。 ねじ部の摩擦係数とナット座面の摩擦係数が共にμ=0.15であり、ボルトに与えたい目標軸力がSS400耐力の70%だとして試算すると、H社の推奨締付トルクと概ね近似します。 当然ながら、この時ボルトに与えられる軸力はアンカー耐力より小さい値となります。(金属拡張系アンカーは別です) ただしμ=0.15という値は清浄なねじ部に機械用油脂や軸力安定化剤を用いて得られる値であるという点には留意する必要があります。 ところで、別のレスでもありますが、緩み防止措置としてダブルナットは適正に管理されるべきですが建築工事においてはそう成されていないケースが多いのではないでしょうか。参考文献を読んでも、上ナットの締付に関しては特に規定がない、上ナットに戻り止めとして3種ナットを使用する等の記載が散見されます。 実際の施工現場でも、下ナットを締付けた後に上ナットを締付けたのみで完了としている事が殆どですね。 |
ダブルナットの締付管理は思ってもみませんでしたが、設計事務所の先生がひょんなことから発した素朴な疑問だったのでしょう。最近は電気制御盤類の端子増し締めがよく施工管理で言われています。ありがとうございました。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━