Page 3956 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼セントラル空調から吹出し口の増設の設計について soma-k 22/11/16(水) 12:42 ┣Re:セントラル空調から吹出し口の増設の設計について 谷やん 22/11/18(金) 20:28 ┃ ┗Re:セントラル空調から吹出し口の増設の設計について soma-k 22/11/30(水) 13:04 ┣Re:セントラル空調から吹出し口の増設の設計について masa 22/11/19(土) 2:22 ┃ ┗Re:セントラル空調から吹出し口の増設の設計について soma-k 22/11/30(水) 13:06 ┗Re:セントラル空調から吹出し口の増設の設計について 管理人(Yoh) 22/11/24(木) 15:16 ─────────────────────────────────────── ■題名 : セントラル空調から吹出し口の増設の設計について ■名前 : soma-k ■日付 : 22/11/16(水) 12:42 -------------------------------------------------------------------------
商業施設にあるとある医院の設計にて空調設備図を作成しているのですが、 セントラル空調(風量6,800㎡/h、冷房能力70kW)を複数ある居室に吹き出し口を増設して振り分け、足りない場合は個別空調を設置して賄うという要件になっているのですが、セントラル空調の吹出し口の振分けについて経験がなく、ネットで調べても理解ができませんでした。 上記のセントラル空調でどう振り分けるのかの考え方をご教授頂けますでしょうか。 例えば居室A(200㎡)、居室B(60㎡)、居室C(30㎡)、居室D(40㎡)、居室E(30㎡)、居室F(20㎡)、居室G(10㎡)、個室H(5㎡)があり、上記のセントラル空調で振り分ける場合でどの居室に何個吹き出し口を設置するべきなのか、もしくは全居室振り分けると能力が足らないから居室〇〇には個別につける必要があるといった事をどう判定するかご教授願います。 |
失礼ですが圧倒的に設計知識が足りておられないと感じました。 ここで先輩方が助言してどうにかなるとも思えません。 実力に応じて業務を請けないと依頼主も自身も困ることになります。 エンジニアを目指すのであれば先ずは空調負荷計算の修得から地道に始めましょう。 貴兄のこれからの頑張りにエールを送ります。 |
ご返信が遅れ申し訳ございません。 内装設計をメインとしており、設備に関しては外注に頼んでおり、知識不足に目をつむっておりました。 確かに設計者として全て知っておくべきだなと痛感しました。 エールありがとうございます。 設備について一から学んでいこうと思います。 |
商業施設の貸付条件として、基準空調として、送風量6,800m3/h、内部冷房負荷処理能力として70kWを提示されていると言う事でしょうか? 貸付面積=200+60+30+40+30+20+10+5=395㎡、面積当たりの送風量=800÷395=17.2m3/h・㎡となります。 送風条件が不明なので、とりあえず送風温度差10℃と仮定した場合は、送風量17.2m3/h・㎡より、送風量当たりの顕熱処理能力=0.33×17.2×10≒56.76W/㎡となります。 内部負荷処理能力=70kWと比較すると、56.76×395≒22,420W→22.4kW、潜熱処理能力=70-22.4=47.6kWとなります。 室内温度=26℃、相対湿度50%RHとして、吹出温度差10℃、吹出条件 26-10=16℃DB、90%RHと仮定した場合は、吹出空気の比エンタルピーは、42.0kJ/kgDA、室内条件の比エンタルピーは、52.9kJ/kgDA、比エンタルピー差=52.9-42.0=10.9kJ/kgDA、送風量6,800m3/hの場合の内部負荷処理能力=6,800×1.2kg/m3×10.9kJ=88,944KJ/h→88944÷3600s=24.7kWとなります。 70kWは、内部処理能力では無いようですね。空調機の冷却コイル能力を送風量で案分した値だと思います。 冷却コイル能力から、比エンタルピー差を逆算します。 70kW×3600s÷6,800m3÷1.2kg/m3≒30.9kJ/kgDA、コイル入口空気状態は、52.9+30.9=83.8kJ/kgDAとなります。 34℃DB、57%RHの比エンタルピーは83.5KJ/kgDAです。 この結果から、空調機は全外気運転だと思われます。 仮に、全外気運転の空調機だとしたら、送風量は必要外気量で案分する事になります。 送風量の面積案分は、17.2m3/h・㎡です。 一人当たりの必要外気量を30m3/hと仮定した場合は、人員密度=17.2÷30≒0.57人/㎡となります。 395㎡の場合は、395×0.57≒225人まで対応可能です。 各室の人員密度が0.57人以下の場合は、各室面積に17.2m3/hをかけて、各室送風量を決めて良いでしょう。 内部顕熱処理能力=56.7W/㎡なので、一般的な内部負荷には足りないと思います。 外壁に面して無く、商業施設の中間階ならば、構造体負荷は少ないので、多少内部負荷を処理する事は可能ですが、外壁に面していて外部サッシなどの日射負荷がある場合は、個別パッケージなどで、足りない負荷を補う必要があります。 一般的な商業施設の基準空調としては、内部負荷として150W/㎡程度を準備する必要があります。 まずは、各室条件から内部負荷を算出する必要があります。 構造体負荷は、ビル側から提示してもらう必要があります。(インテリアゾーン、ペリメーターゾーンで想定構造体負荷が算出済みのはずです) テナント側の内部条件(人員・照明・機器発熱)から、内部負荷を算出し、構造体負荷を加算して、各室負荷を算出します。 空調機送風量の内部顕熱処理能力をそこから減じて、必要なパッケージ能力を算出します。 例 居室A、200㎡、人員=0.57×200=114人、人員全熱負荷=114×100W=11、400W、照明負荷=20W/㎡×200㎡=4,000W、機器発熱=5W/㎡×200=1,000W、構造体負荷=50W/㎡×200㎡=10,000W、合計=11.400+4,000+1,000+10,000=26,400W、空調機の顕熱処理能力=56.7×200=11,340W、パッケージの必要全熱処理能力=26,400-11,340=15,060W→16kW |
ご返信が遅れ申し訳ございません。 ご教授ありがとうございます。 70kWは内監からの設計指針書より冷房能力とだけしか記載がありませんでした。 細かく教えていただき大変助かります。 内部条件等も確認し、算出してみます。 ありがとうございます |
> soma-k さん レスがついていますので、 確認していれば、返信のレスをお願いします。 (返信が無いと、読んでくれたのかどうか分かりませんので・・・ |
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