Page 540 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼設備設計において今後必要とされるもの ハクション大奉行 04/3/23(火) 10:22 ┣Re:設備設計において今後必要とされるもの punpun 04/3/23(火) 12:57 ┃ ┗Re:設備設計において今後新たに必要とされる人材 ハクション大奉行 04/3/26(金) 12:40 ┃ ┗Re:設備設計において今後新たに必要とされる人材 CFD 04/3/27(土) 10:57 ┃ ┗Re:設備設計において今後新たに必要とされる人材 蒼山のあ 04/4/21(水) 1:39 ┃ ┗Re:設備設計において今後新たに必要とされ... zuka 04/4/24(土) 4:26 ┃ ┗Re:設備設計において今後新たに必要とされ... ラムロ 04/5/4(火) 21:40 ┃ ┗Re:設備設計において今後新たに必要とされ... 蒼山のあ 04/5/10(月) 19:38 ┣Re:設備設計において今後必要とされるもの zuka 04/3/24(水) 6:42 ┃ ┗Re:設備設計において今後必要とされるもの 兄やん 04/3/26(金) 19:25 ┃ ┗Re:設備設計において今後必要とされるもの zuka 04/3/27(土) 17:34 ┃ ┗Re:設備設計において今後必要とされるもの 兄やん 04/3/29(月) 21:01 ┃ ┗Re:設備設計において今後必要とされるもの zuka 04/3/30(火) 9:11 ┣Re:設備設計において今後必要とされるもの CFD 04/3/26(金) 21:20 ┣Re:設備設計において今後必要とされるもの 通りすがりM 04/4/23(金) 12:03 ┗Re:設備設計において今後必要とされるもの stein 04/5/1(土) 13:59 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 設備設計において今後必要とされるもの ■名前 : ハクション大奉行 ■日付 : 04/3/23(火) 10:22 -------------------------------------------------------------------------
以前自己紹介しましたが私は設計に関しては半新人です。 今後設計をやっていく上で、設備設計力はもちろん必要でしょうが、 特筆できるところが自分には欲しいと思っています。 そこで今後身に付けるものとして、皆さんはどんなものが必要か伺いたいです。 今いるオフィスでは叔父様達が多いので、ネットワーク系を含めたパソコン一般・応用知識が重宝されています。 そこで私が今力を入れているのはIT関連(CAD等、他計算系ソフト)です。今後もITは進歩しつづけていき、それに追従する人間が必要だと若輩ながら考えています。 IT・CADの掲示板に書き込めば良いのでしょうが、その目線以外の人からの意見も聞きたいものですから。 ちなみにCADに関してはAutoCAD(プラグインソフトを含む)、JWCAD、CAPE、CADEWA。 計算系ソフトに関してはExcel一般・応用、PAL・CEC、その他空調計算等々を使用しています。 また、プレゼン用として若干3D系やイラストレーター等のソフトも使います。 今後何十年とこの仕事を続けていく上で自分の売りとできるところが欲しいです。 皆さんの様々なご意見をお願い致します。 |
複数のCadを使えるとはなかなかすごいですね ワタシなんか新しいものを使い始めたら それまで使っていたものは忘れちゃいますからね(苦笑) で、ワタシが感じた事、 ハクション大奉行さんの持っている能力は それはそれですばらしいと思います でもそれはあくまで会社内での事、 いくら能力に長けていても社外に通用しないことには どうしようもないと思います こういったご時世ですから 身に着けるべき能力とは 一言で言えば他人になかなか出来ない事です 会社レベルで言えば牛丼屋のように 「早い」「安い」「うまい(確実)」といったところでしょう 具体的には1社(個人)で何でもできる事です 空調がメインであっても 衛生、電気に関するノウハウがあれば客層は広がりますし 客側にしてみても1社で全て任せておけるならば 管理上も楽だし、コスト的にも有利である事が 多いものです どうでしょうか? |
どうも返信遅れまして、、 今現在数少なく、今までもこれから求められる人材であると思います。 題名がいまいち曖昧でしたが、 「今後新たに必要とされる人材」というのが私が捕らえたい正確な表現です。 一社で何でもできる、 今後の設備業界を見たときに 大躍進するポジションと言ったら、IT関連かなぁと、、 CAD、ITにおいてはこの10年間で発達したような躍進が、 これから数年でも続くと思っています。 それに追従でき、いいところを吸収していくことが今後求められる存在かと感じたのですが、 それしか考えられないのも視野が狭いな、と思いまして、、、。 1社で何でもできる。 やはり時代を問わずオールマイティな人が良いのですかね。 ご意見ありがとうございます。 |
企業の存続を考えるならば、 やはり、有効な知的財産権をたくさんもつことだと感じています。 ましてや、中小零細ならば、なおのことではないしょうか。 朝のTVで、多品種微量生産の企業が、負け組から勝ち組にいたる物語をやっていました。そして、思いました。やはり、ナンバーワンより、オンリーワンではないでしょうか。 |
非常に面白く、かつ難しい問いかけですね。 IT関連の技術や、図面を「描く」スキルについては 設計ではなく設計作業にあたるので、 できたほうがいいけれどそれが求められるわけではない、 という意見については賛成です。 一度も自分で図面を書いたことがないというのは論外だと思いますが 自分の思ったとおりの図面を書くための手は 必ずしも自分でなくてもいいとは思っています。 ゼネラリストか、スペシャリストか、というと 私はゼネラリストだと思います。 なぜなら、自分がすぐに聞けるスペシャリストを持っていれば スペシャリストでなくても正しい道がわかるはずだからです。 しかし、賛否両論あるかとは思いますが、 私は、設備設計者は「コンダクター」だと思っています。 すばらしい演奏をするためには、すべての楽器の音色をわかっている 必要があります。 しかし、自分がその楽器ですばらしい音色を出せなくてもいいのです。 なんだかとても消化不良な文章ですが・・・ |
設計に必要な能力や人材の問題は面白くも難しくもありません。 あなたが会社の設計という名称の部門で、オーケストラのコンダクター気取りで、下請けの手配の業務を行っている状況も、取り巻く建築業界の苦境と誤った状況は知っています。このような状況が多くの質の悪い建築設備を生産しています。社会や消費者に対し大変不誠実なことです。 設計作業は立派な設計の一部ですし、これの経験の少ない人が闇雲に設計作業の指揮・監督をすることは大変危険ですね。大きな失敗の無いように祈ります。 楽器の演奏は大変な練習量が必要ですが、指揮は経験が無くても一応できます。 弁護士や医者は自ら業務を行いますよね。 設備設計にもやはり指揮・監督をするための知識と実務経験の必要な公的資格が必要な気がしてきました。 有名な六本木の例もありますね。これの一番の失敗はメーカー選定のミスですよ。あのような人身事故が一例も無いメーカーも存在します。 スペシャリストに聞けばいいとおっしゃいますが、そんなことは素人でも出来ます。こういう人は施主と言われる人の中にも、アーキテクトと言われる人の中にも存在していますが、感心出来ません。疑問は聞くのではなく自分で調べられる能力が必要です。 スペシャリストが大変少なくなっている社会情勢でもありますので、あなたの「手」が優秀で、適切なアドバイスを言ってくれるスペシャリストたちであることを切に祈ります。 設計者は職人ではありませんが、設計業務の地道な作業を繰り返していると、自然に直感が働くようになり、失敗も予知できます。こういう人を減らし、若く人件費の安い人をこき使って生き残りを図る企業がほとんどとなり、こういう経験豊富なエンジニアが減少してしまい、そのため業界の技術力の低下は目に余ります。昔はベテランと、若手がペアで仕事をしているのをよく見かけましたが。 技術者協会のJABMEEシニアは設備のゼネラリストである建築設備士のうち、設備の各々の専門部門のスペシャリストに与えられる称号です。これについて私は違和感を持っていましたが、あなたの意見を聞いて少し思い直しました。 蒼山のあさんのこれに対する意見と、消化不良の部分をお聞かせください。 |
>楽器の演奏は大変な練習量が必要ですが、指揮は経験が無くても一応できます。 指揮は経験が無くてもについて反論したいです 楽器の演奏個人個人を纏める指揮者があやふやではひとつの纏まった演奏にはなりません、経験など非常に重要だと思います >設備設計にもやはり指揮・監督をするための知識と実務経験の必要な公的資格が必要な気がしてきました。 この意見には大賛成です、施工をする立場での資格は多いですが設備設計となると....ですね(空調機器メーカーでは資格制度を設けているところも在るようですけど)私も資格を取りたいですね >スペシャリストに聞けばいいとおっしゃいますが、そんなことは素人でも出来ます。 基本的に素人は何をどのように組みたてたら良いかわからないのが素人だと思います、やはりスペシャリストになれなくとも施主の要望を最大限に取り入れながら将来においても満足してもらえる設計をいかに出来るか(施主も施工も設計も三者満足いくこと)を私は目標において、仕事をしています。 >設計者は職人ではありませんが、 私個人的には設計者も一職人だと思います、技を持っていてその技を仕事において有効に活用できる力を持った人を私は職人としています、技を持っていても隠しているのは無意味だと思います、技を表に出してその技の上を行く人が出れば又上を目指す努力の出来る人。設計も匠の設計者になりたいです 私個人の意見ばかりで申し訳ありません、仕事永くやっていると波風少なく過ごしたいな...なんて思ってしまいます。 皆さんも設備設計楽しくやりませんか |
返信遅くなり申し訳ありません。 大半はラムロ様に代弁していただいたようなので、その他のことを記述します。 人それぞれ意見がありますし、zuka様の言いたいことも理解できます。 ですから、これはあくまで私が考えていることとして、お読みください。 私は設計はみっつに分類されると思っています。設計と、設計技術と、設計作業です。 これらがすべて一人の手によって行なわれるのは、大変理想的なことだと思います。 ただ、現実問題として、時間内に設計しなければ何の意味も生み出しません。 それで分業した場合の私の仕事は「設計」だと思っています。 コンダクター気取りと言われてしまえばそのとおりかもしれません。 が、タクトを振る人間はトップなのではなく、スペシャリストとは違う能力を 要求されると言いたかったのであって、 演奏の上手いスペシャリストたちと一緒に設計していくものだと考えます。 スペシャリスト(メーカーの技術者さんとか)に意見を乞うことは、 調べていっての延長線上ですから、当然自力で努力はいたしますが ただそれで延々と悩み続ける時間もありませんので、時間と性能を満たす設計を していくには大切なことのひとつだと思っています。 昔と今は明らかにスピードが違います。 誤解なきよう言っておきますと、今でも私のような若手は10年戦士と組んで仕事しております。 もっと経験豊富なエンジニアは、ひとつの物件に関わるのではなく、いくつもの物件を 若手の設計者の手を通して実現していくというのが私を取り巻く実状です。 「設計作業の経験の少ない人が闇雲に設計作業の指揮・監督をすることは大変危険」 とおっしゃっておられますが、誰でも存分に設計作業に係れるような立場や環境に ないことはご理解いただけますか。 実際、私にとっても、ひとつのものに集中して設計できるという立場にある方は 大変うらやましく思っていますし、その方々に負けぬよう日々勉強です。 その上で、一度は自分で全部自分の手で書いてみろ、という体質を踏襲し なんとか理解しようとしている中、自分の目指すところを述べたと ご理解いただけたら幸いです。 ホントに設計は楽しくやりたいです。乱文、失礼致しました。 |
私が最近思うのは、建築設備設計者は建築設備のスペシャリストであることは当然ですが、建築のゼネラリストでなければならないということです。 設備設計者のほとんどが建築系の学科以外の出身であるので、昔から設備設計者は建築のことは建築・構造の担当に教えを請いながら業務を行っているように思われます。 このことが設備が建築の従属的な立場を続けている一因だと思います。本来、建築設備の設計には建築の知識は欠かせませんので、建築の一般的知識まで一々建築担当に聞いているようでは、いつまでたっても建築設備設計の従属的な立場から脱却できません。 最近の専攻建築士、管理建築士、建築家資格などの制度改革も未だこの感覚から脱出していまないようにみうけられます。(言い換えれば分かっていても無視している。) 建築全体の工事費の割合から言っても、設備のスペシャリストが建築設計のスーパーバイザーになってもよいのです。 「そういうことは建築(意匠)担当の責任である。」というようなことは言わずに、お互いに責任を分担すべきでしょう。 パソコンとその知識は今や設計業には欠かせないものとなっています。これが使いこなせないような人では設計実務はもう無理でしょう。こうゆうことは特筆できる設計者の能力とは、今後は、ならないと思います。以前の製図用具が使えないのと同じ状態になります。 設備設計用のソフトの開発者を目指すならそういう道もありますが、設計をやるのに優秀な設計能力以外の特筆すべき能力は必要ないでしょう。 あえて言うなら、それは営業能力でしょうか。 まだ言いたいことは有りますが、長くなり過ぎるので。 |
> パソコンとその知識は今や設計業には欠かせないものとなっています。これが使いこなせないような人では設計実務はもう無理でしょう。こうゆうことは特筆できる設計者の能力とは、今後は、ならないと思います。以前の製図用具が使えないのと同じ状態になります。 大局から見ると正論ですが、 この部分だけ見ると、ちょっと違うな〜と思ったので・・・ 設計者=ドラフトマンではないと思います。 |
おっしゃることがよく分かりません。設計者は製図が出来なくてもよいということでしょうか。 エンジニアとドラフトマンはノットイコールということには反論は有りませんが、 パソコンは設備設計者にとって必要かつ不可欠であり、その知識は設計者にとって特筆出来る能力ではなく普通に必要な知識だと思うのです。 設計を本業とするなら、本業の知識のほうがより重要であり、 設計能力は製図能力=パソコン能力ではない思ったのでこのように表現しまた。 |
「出来なくてもいいか」と言われれば、出来た方がいいのだけど、 出来ないと言うか、実際に、自分で書いている暇が無い設計者を何人も見ているので、 書かなくても、いい設計者だと感じることがあります。 |
>書かなくても、いい設計者だと感じることがあります。 書かないのと書けないのとは違います。 いい設計者ならいい図面を書けるはずです。誤解を避けるために言えば、いい図面はきれいな図面という意味ではありません。 |
よい図面が必要だと、思います。 道具は、何でもよいと思います。フリーハンドでもよいと思っています。 私は、技術者がその技術を表現できるものが図面だと思います。 そして、図面は書く人の意志と技術力のすべてが表現されると思います。 さらにいえば、図面は、利益の根源だと思います。(大先輩の言葉より) |
>そこで私が今力を入れているのはIT関連 >(CAD等、他計算系ソフト)です。 >今後もITは進歩しつづけていき、 >それに追従する人間が必要だと若輩ながら考えています。 >ちなみにCADに関してはAutoCAD >(プラグインソフトを含む)、JWCAD、CAPE、CADEWA。 >計算系ソフトに関してはExcel一般・応用、 >PAL・CEC、その他空調計算等々を使用しています。 >また、プレゼン用として若干3D系やイラストレーター等のソフトも使います。 >今後何十年とこの仕事を続けていく上で自分の売りとできるところが欲しいです。 >皆さんの様々なご意見をお願い致します。 個人的な意見なので参考までに、 CAD、他計算系に力を入れるのはいいことだと思います。 ただ、便利な分すぐに結果論になりがちです。 負荷計算にしても何故この結果になるのか?とか 結果にいたるまでの仮定を分かるようになって初めて ITに力を入れる意味が出てくると思います。 基礎をしっかりする事が最も大事だと思います。 ITも大事ですけど、理論や理屈だけでなく 実際に現場で見たり触れたり経験する事で身につく 応用力の方が大事に思えます。 しっかりとした基礎と応用力、その次にIT関連でしょうか? 偉そうな事言ってすみません。 |
元工場の設備屋です。今月からまた参加します。宜しく。 このスレッドは既に1,000回以上ヒットされております。このことは、このテーマが若い皆さんの大きな関心事であり、同時にこのサイトがまじめな技術屋さんの集まりであることを物語っております。 さて、 「設備設計において今後必要とされる人材」というと、ビジョン(夢)を持ち、それを具体化した新しい設備を創ることができる技術者だと思います。 例えば、国の将来ビジョンを描けない政治家は魅力がありませんね。設備屋も同じことだと思います。もっと便利で安全な省スペース、省エネ性に優れた設備を創りたい、新しい機能を持つ何々設備を世に出したいなどのビジョンを持ち、それを実現するための情熱、技術力、管理能力を備えた技術者が必要とされるでしょう。ビジョンは一朝一夕に持てるものではありません。たゆまぬ専門知識の学習と数多くの現場経験を通して育まれるものだと思います。 |
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