Page 541 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼コイルの間隔 つか 04/5/7(金) 13:07 ┣Re:コイルの間隔 NSP 04/5/7(金) 18:12 ┗Re:コイルの間隔 ぱんだ 04/5/7(金) 21:15 ┗Re:コイルの間隔 つか 04/5/7(金) 23:02 ┗Re:コイルの間隔 ダンパー 04/5/8(土) 7:14 ┗Re:コイルの間隔 ぱんだ 04/5/8(土) 10:14 ┗Re:コイルの間隔 つか 04/5/8(土) 18:43 ┣Re:コイルの間隔 ダンパー 04/5/8(土) 19:34 ┃ ┗Re:コイルの間隔 つか 04/5/10(月) 12:43 ┗Re:コイルの間隔 T.Adachi 04/5/9(日) 15:09 ┗Re:コイルの間隔 つか 04/5/10(月) 12:56 ┣Re:コイルの間隔 ぱんだ 04/5/10(月) 20:11 ┗Re:コイルの間隔 T.Adachi 04/5/11(火) 2:44 ─────────────────────────────────────── ■題名 : コイルの間隔 ■名前 : つか ■日付 : 04/5/7(金) 13:07 -------------------------------------------------------------------------
はじめて投稿します。 早速なんですが、 空調機で吹出温度一定制御をしたいと考えています。 機械室のおさまりから、冷却コイルと加熱コイルの 間隔を取らずにぴったりつけて計画しています。 空調機の吹出の所で、露点温度と乾球温度をとって 制御をかけようと思いますが、問題ないでしょうか? 通常、冷却コイルの後の乾球温度で露点をおさえる と思いますが・・・ 先輩方の知恵をお貸しください。 よろしくお願いします。 |
>はじめて投稿します。 > >早速なんですが、 >空調機で吹出温度一定制御をしたいと考えています。 >機械室のおさまりから、冷却コイルと加熱コイルの >間隔を取らずにぴったりつけて計画しています。 >空調機の吹出の所で、露点温度と乾球温度をとって >制御をかけようと思いますが、問題ないでしょうか? >通常、冷却コイルの後の乾球温度で露点をおさえる >と思いますが・・・ > >先輩方の知恵をお貸しください。 >よろしくお願いします。 吹出温度(露点)制御って、冷房運転かな? 再熱の必要がなければ、センサーの位置は吹出口でも良いと思うが・・・ 再熱の必要があるなら、センサーの位置は冷却コイルの直後とし、再熱コイルを、ダクト中に設置したら良いと思うが・・・ |
つか さん、こん○○は。 エアハンメーカー勤務の ぱんだ です。 お見知り置きを(^^ゞ >機械室のおさまりから、冷却コイルと加熱コイルの >間隔を取らずにぴったりつけて計画しています。 あまり好ましくないですね。 露点制御でしょうから、冷却コイルからは吸込条件により凝縮水がバシャバシャと出ることがあります。(特に梅雨時期ですね) 冷却コイルと加熱コイル(再熱コイル)の間隔が短いと、この凝縮水が悪さをすることがあります。 何を悪さするかというと、凝縮水が再熱コイルにかかると、条件によっては「少しなりとも」なのですが、再蒸発することが稀にあります。 この再蒸発した水分が露点を狂わすんですよね。 (この微妙な狂いを嫌うような精度を求める対象室か否かも有りますが、基本的には空調機メーカーは後々のトラブルにつながりそうなこの様な事例は避けたがります。) なので、私は後輩の指導には必ず「フィンとフィンの間を○○mm以上とりなさい」と指導しています。(ごめんなさい。数字は各々の会社のノウハウに当たると思うので、とりあえず伏せておきます) 但し、コイルのフレームは直接当て込んでOKです。但し、再熱コイルの風上側を長めにする、あるいは冷却コイルの風下側を長めにする等の処置をして「フィンとフィンの距離」を確保することが必要です。 最近は弊社を含めコストダウンの為、間の短管を作らず、こうしてフィンとフィンの間隔を作っています。 尚、短管に当たる部分にセンサーを突っ込むことは出来ますよ。 某案件ではセンサー用の管を入れたことがあります。 ご参考まで。 |
ぱんださん、ご指導ありがとうございます。 >冷却コイルと加熱コイル(再熱コイル)の間隔が短いと、この凝縮水が悪さをすることがあります。 >何を悪さするかというと、凝縮水が再熱コイルにかかると、条件によっては「少しなりとも」なのですが、再蒸発することが稀にあります。 >この再蒸発した水分が露点を狂わすんですよね。 なるほど・・・ 勉強になりました。 これからもよろしくお願いします。 |
空調機で吹出温度一定制御をしたい・・・ ということは、VAV方式か、マルチゾーン方式が考えられるが、いずれにしても、一般的には再熱の必要はない。 VAV方式の場合、温度検出器の位置は、SAダクト(メイン)中とすればよい。 マルチゾーン方式の場合は、混合ダンパーの手前(風上側)とする。 再熱を必要とすることは、吹出温度一定制御とは矛盾するからである。 |
ダンパーさん、こん○○は。ぱんだ です。 >空調機で吹出温度一定制御をしたい・・・ > >ということは、VAV方式か、マルチゾーン方式が考えられるが、いずれにしても、一般的には再熱の必要はない。 言われてみると、確かにそうですね。 単に冷温水コイルの水量を調整したり、風量をインバータやVAVで調整するだけでも出来ますよね。 どうなんでしょうか、つか さん。 対象の部屋は単に温度を維持するだけなのか、恒温恒湿を求められているのでしょうか?? それによっては、不必要 とまでは言いませんが、再熱は使わなくても良さそうですよね。 |
ダンパーさん、ぱんださん、説明不足ですみません・・・ 室内条件は23±2℃、50±10%、クリーンルームです。 室圧のからみがあるので、SA風量は一定にしたいです。 なので、各室または同じような負荷の系統に再熱ヒーター を設置しようと思っています。 空調機の加熱コイルは、冬期の加湿がのる程度に 暖める為必要かと・・・ ところで加湿なんですが、 加湿の距離が800mmくらいしかとれないんです。 これまた問題ですよね・・・ 二重管のドライスチーム加湿器にしますが、 上手くいくかどうか・・・ 加湿に必要な距離と温度ってどれくらいでしょうか? |
>ダンパーさん、ぱんださん、説明不足ですみません・・・ > >室内条件は23±2℃、50±10%、クリーンルームです。 >室圧のからみがあるので、SA風量は一定にしたいです。 >なので、各室または同じような負荷の系統に再熱ヒーター >を設置しようと思っています。 >空調機の加熱コイルは、冬期の加湿がのる程度に >暖める為必要かと・・・ > 恒温恒湿の場合は再熱器が必要じゃ。然も、SA風量を一定にしたいのなら、当然給気温度は可変となる。どうも、言っている事が矛盾して、訳が分からん。 給気する部屋が複数で、然もそれぞれに再熱ヒーターを設置するのなら、NSPさんが言われた様に、再熱器はダクト中に設置し、露点温度制御のセンサーは、空調機出口付近に設置すればよい。 |
>恒温恒湿の場合は再熱器が必要じゃ。然も、SA風量を一定にしたいのなら、当然給気温度は可変となる。どうも、言っている事が矛盾して、訳が分からん。 給気温度(露点共)一定にしたいのは、 空調機の出口のことで、その後再熱ヒーター で加熱して各室へ送風します。 こうすれば、風量は一定にできますよね? うまく説明できなかったのですが、 これで理解していただけたでしょうか? わかりにくい文章ですみませんでした・・・m(__)m |
>室内条件は23±2℃、50±10%、クリーンルームです。 >室圧のからみがあるので、SA風量は一定にしたいです。 >なので、各室または同じような負荷の系統に再熱ヒーター >を設置しようと思っています。 >空調機の加熱コイルは、冬期の加湿がのる程度に >暖める為必要かと・・・ 多分、室内加圧のための外気処理空調機の事ですよね。 吹出温度・露点温度を一定にしようとしてると言うことだと思います。 そういうことであれば、冷却と加熱が同時に行われると思いますので ぱんださんがかかれているような凝縮水の再蒸発の可能性が考えられ ますから空調機メーカに問い合わせしたほうが良いと思います。 >ところで加湿なんですが、 >加湿の距離が800mmくらいしかとれないんです。 >これまた問題ですよね・・・ 蒸気加湿の場合、蒸気を吹き出した時点で顕熱を奪われて凝縮し、その 後、周辺の顕熱を再取得して再蒸発すると言う複雑なプロセスを経て 水蒸気化しますから、吹出温度16℃程度とすると並行流の場合2m程度 加湿距離が必要になります。温度を上げて行けばこの距離は少なくな ります。対向流の場合なら平行流の約半分の距離で何とかなると思います。 >二重管のドライスチーム加湿器にしますが、 >上手くいくかどうか・・・ >加湿に必要な距離と温度ってどれくらいでしょうか? 二重管だと、吹き出し時点で大気圧になってしまうため上記のような凝縮→ 再蒸発と言う蒸気化プロセスを取らざるを得ないですから、必要な加湿距離 は大きくする必要が有ります。現場の納まり上、どうしても空調機を大きく (長く)出来ない場合は蒸気ノズルで圧力を保ったまま吹き出すと言う手段も 有ります。この方法だと凝縮→再蒸発と言うプロセスを省いて直接水蒸気化 できるので凝縮水も少ないですし加湿距離も少なくてすみます。空調機メーカ 加湿器メーカに聞いてみてください。 |
>二重管だと、吹き出し時点で大気圧になってしまうため上記のような凝縮→ >再蒸発と言う蒸気化プロセスを取らざるを得ないですから、必要な加湿距離 >は大きくする必要が有ります。現場の納まり上、どうしても空調機を大きく >(長く)出来ない場合は蒸気ノズルで圧力を保ったまま吹き出すと言う手段も >有ります。この方法だと凝縮→再蒸発と言うプロセスを省いて直接水蒸気化 >できるので凝縮水も少ないですし加湿距離も少なくてすみます。空調機メーカ >加湿器メーカに聞いてみてください。 二重管で加湿するのが一番だと思いこんでいました・・・ 高圧の蒸気で加湿することの問題点は、制御性でしょうか? 室内の湿度条件が50±10%なので・・・ これを参考に加湿器メーカーに聞いてみます。 ありがとうございました。 |
つか さん、こん○○は。 ひとつメーカーサイドとしての疑問なのですが、対象の部屋がクリーンルームとのことについてです。 クリーンルームで有れば、一般的には空気清浄度を維持する為に陽圧制御を行うかと(私見で申し訳有りませんが)思っております。 そうなると、定風量での吹き出し温湿度制御のみではなく、陽圧制御も絡んだインバータによる風量・静圧制御、若しくはVAVを用いた制御、INVもVAVも共に用いた制御の何れかが必要になるのでは??という疑問があります。 この点は如何お考えなのでしょうか? 尚、蒸気加湿という事ですが、クリーンルームへの外調機と考えると、清浄度にも依りますが、若干イニシャル、ランニングとも高いものになりますが、電熱式をお勧めします。 こうなると、恐らく対応できるのが1社(PS工業)しか有りませんが、制御応答性、クリーン度の双方を満たすものはこれがベターとも思われます。(現場毎に違いますので、ベスト!とまでは言えないところはご了承下さい) また、加湿吸収距離については、各営業所に簡単に算出できる資料を持っていますので、加湿器メーカーさんへ問いかけられたらよろしいかと思います。 (尚、空調機メーカーさんとも充分にお打ち合わせを。 T.Adachiさんがレスされているように場合により再凝縮が発生します。 この再凝縮をした場所がダクト内などの場合は酷いことになります。) 老婆心ながら、疑問をレスさせて頂きました。 |
>二重管で加湿するのが一番だと思いこんでいました・・・ >高圧の蒸気で加湿することの問題点は、制御性でしょうか? >室内の湿度条件が50±10%なので・・・ 高圧と言っても2kg/cm2程度ですから制御性についてはクリア出来ると思います。 最近は制御弁でも1:200クラスのものが有りますし、電磁弁で時間比例制御を しても可能だと思います。 ちょっと高いですけど蒸気ノズルにセラミックチップを使ったものが良いです。 後々加湿の安定性で苦労する事を考えれば加湿には有る程度予算を割いておいた ほうが良いと思います。外気処理で失敗するのは圧倒的に加湿が多いです。 この露点温度制御が外調機だとすると室内はドライコイルですよね?湿度偏差が ±10%RHで、温度偏差が±2Kなので、つい湿度の制御精度に目が奪われがちですけ ど露点温度制御を行う場合は室内温度偏差が2Kでは湿度偏差に大きく影響する事 も忘れないでください。多分温度偏差を±0.5〜1Kにしないと湿度偏差を満足でき ないはずです。 それと、外気処理空調機の風量が室内加圧分だけだと風量が少なすぎて必要な加 湿量を供給出来ない場合が有ります。吹出温度設定が低い場合も同様です。 加湿限界は相対湿度85%RH程度と考えたほうが安全です。その場合は、内循環系で 加湿補強を考えないといけないです。室内での加湿は室内発生顕熱が利用できる ので水加湿を採用することも出来ます。この場合は蒸発潜熱に室内発生負荷が利 用できるので省エネにもなります。 半導体工場(前半工程)の場合、室内で加湿する時はケミカルコンタミネーション にも気をつけてください。 |
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