Page 861 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼室温の時間的推移って計算できるの? こりゃ、まいったぞ 05/2/12(土) 16:39 ┣Re:室温の時間的推移って計算できるの? hatomori 05/2/12(土) 17:11 ┣Re:室温の時間的推移って計算できるの? ミロス 05/2/12(土) 17:56 ┣Re:室温の時間的推移って計算できるの? noa 05/2/13(日) 8:02 ┃ ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? hatomori 05/2/13(日) 9:51 ┃ ┣Re:室温の時間的推移って計算できるの? ミロス 05/2/13(日) 10:14 ┃ ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? noa 05/2/13(日) 11:22 ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? hasheck 05/2/14(月) 22:51 ┣Re:室温の時間的推移って計算できるの? ミロス 05/2/15(火) 0:52 ┃ ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? hasheck 05/2/15(火) 6:47 ┃ ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? ミロス 05/2/15(火) 9:38 ┣Re:室温の時間的推移って計算できるの? hatomori 05/2/15(火) 8:41 ┃ ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? ミロス 05/2/15(火) 9:46 ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? stein 05/3/5(土) 11:45 ┣Re:室温の時間的推移って計算できるの? ミロス 05/3/5(土) 14:01 ┃ ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? stein 05/3/5(土) 14:42 ┃ ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? ミロス 05/3/5(土) 16:30 ┗Re:室温の時間的推移って計算できるの? hasheck 05/3/6(日) 20:47 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 室温の時間的推移って計算できるの? ■名前 : こりゃ、まいったぞ ■日付 : 05/2/12(土) 16:39 -------------------------------------------------------------------------
あるビルの一室の空調改修工事で、空調機(床置エアハン)を実際に設置したのですが、客先(施主)担当者から、 「真夏の暑い日に、急にこの部屋を使おうと思ったとき、何分前くらいから、空調機のスイッチを入れておけば、適温にできるの?」 と、いう質問を受けてしまいました。部屋を使用する前に空調機のスイッチをつけておくとしても、あまりにも早い時間からスイッチを入れて無駄な電気は使いたくない、と言う思いが施主にはあるみたいです。 工事前には、きちんと空調負荷計算をしたうえで、空調機の選定はしたのですが、じゃあ、暑い部屋が、適温(24〜26℃)になるまでに、実際何分くらい時間がかかるのか?となると、どのような計算をすればよいのか分かりません。 茶本の中の、一連の冷房負荷計算の中に、時系列的な推移を表すための計算式なんてないですよね。 こんな計算をしたことある人いらっしゃいましたら教えてください。 |
NSPさんの専門分野ですから、みられたら、別に話しがあるとおもいますが MICRO PEAK(非定常の計算)で計算すれば24時間の温度推移が計算できます。 無論、始業開始何分前から運転を開始するか、設定は自由にできます。 機器の運転を停止すると室内状態がどのようになるかも計算できます。 その他にもあるかもしれませんので、詳しい方のレスをまちましょう。 |
なかなか、おもしろい問題ですね 暖房でもよいから、室温の連続計測をしてみましょう 起動運転から、定常までの、部屋の応答がつかめると思います その結果を、推定計算(M-peskでも何でもよいが)に、 加味してみてはどうでしょう・・・・・けっこう面白い勉強になりそうですね 管路問題の解決に、よくやる計算と実測の繰り返しって手法ですが・・・ |
noaです。 室内の発生負荷と入熱、冷房能力がわかれば計算できるのではないでしょうか?急に使うのにということは、それまでは誰も使ってないということなので、躯体の入熱だけでいいと思います。 完全に合うとは言えませんが、簡易的には算出できると思われます。 |
noaさん、hatomoriです。 この計算は、そう単純ではないんです。 躯体の蓄熱負荷などを考慮する必要があるためです。 手計算では、無理なのではないでしょうか。 同一の建物内の部屋でも10分程度で所定の室温までゆく部屋もあれば1時間以上かかる 部屋もあるはずです。 |
手計算は、まともにやると、かなりの根性がいるでしょうね 歴史上、3.1415・・・・の計算に命をかけた人たちまでは、いきませんが これに命をかけるのは、あほらしいですね その意味でも、ある程度、使いやすく加工された非定常のための手計算か PC版の非定常計算を利用しましょう・・・・・ あとは、現場から得られた情報で、入力データを調整することが大事ですね |
hatomoriさん、こんにちは。 躯体の蓄熱分の計算は難しいものなのですね。 躯体の熱伝導率と厚さ、面積がわかれば入熱は計算できませんでしょうか?スレ主さんがどこまで正確な回答を求められているのかどうかはわかりませんが、これくらいの時間でというような感覚を得たいのであればいけそうな気はします。 正確に出したいというのであれば、hatomoriさんやミロスさんが書かれているように計算ソフトと実測による調整が必要ですね。 MICRO-PEAKって計算ソフトがあるのですね。こういうソフトって高いです。私も試してみたいのですが、個人で購入はきついものがあります。何とか会社で買ってくれないかな〜。 |
>計算をしたことある人いらっしゃいましたら教えてください。 MICRO-PEAKでは室温の推移は計算できません。MICRO-PEAKは設計用負荷計算ですから室内設定温度に対しての必要負荷を計算するソフトです。 ただ空調機を全く運転しない場合や予冷、予熱運転を行った場合、設定時間までに必要な負荷とその時間中の温度推移は計算できますので、その運転時間の値を変えていけば何時間前から運転すればいいかは判断できると思います。 ちなみにPEAKの基になったソフトで同じ非定常計算で空調機の能力を与えて(たとえそれが能力が足りない場合であっても)部屋の温度の推移を計算させるソフトではMICRO-HASPというのがありました。 ただ、私が知っている範囲ではHASPはMS-DOS版(N88BASIC)のソフトしかありません。PEAKのWINDOWS版は販売されているようですが(確か建築設備技術者協会だったと思います)HASPのWINDOWS版は販売されているかどうかは知りません。 昔はそれぞれBASICのSOUCEも公開されていてアルゴリズムの解明に凝ったものでした。(BUGも発見しました。修正しているのかな?)「空調設備の動的熱負荷計算」という本も出版されているので参考にされたらいいと思います。 |
micro haspのもとになった、HASP/ACLD/8001が S61年に、空調システム標準シミュレーションプログラムHASP/ACLD/8501+HASP/ACSS/8502に更新されたのまでは記憶にありますね・・・・この ACSSもPC版があったような気がするのだが・・・ |
>この ACSSもPC版があったような気がするのだが・・・ WINDOWSで動くソフトも出ているのですか?ご存知の方は教えてください。省エネルギー機構が出しているCEC/AC計算のWINDOWS用ソフト「BECS」は動的負荷計算で算出していると思いますが負荷計算用に使えるのでしょうかね? |
>>この ACSSもPC版があったような気がするのだが・・・ >WINDOWSで動くソフトも出ているのですか?ご存知の方は教えてください。省エネルギー機構が出しているCEC/AC計算のWINDOWS用ソフト「BECS」は動的負荷計算で算出していると思いますが負荷計算用に使えるのでしょうかね? BECSは、ACLD/8501とACSS/8502 をベースにできていると解説にありますね 詳しくは、BECSの解説をみたほうがよいでしょう |
HASPのほうが正解でしたか。 古いパソコン(MS-DOS)をひっぱりだして、PEAKをみてみようとしましたが 画面がふれあげて、うまくうごきませんでした。 |
>HASPのほうが正解でしたか。 >古いパソコン(MS-DOS)をひっぱりだして、PEAKをみてみようとしましたが >画面がふれあげて、うまくうごきませんでした。 このプログラムって、MS−DOS版N88BASIC と 同コンパイル版 だったと思ったんですが・・・・・・ |
元工場設備屋です。 空調は専門ではありませんが。 空調設備を設計するときに負荷計算をしますね。 その負荷関係式を用いて、エネルギー保存則をもとに 室温変化に関する微分方程式を作れば、 後はExcelで計算できるように思います。 勿論、室温は部屋の場所的平均温度を用います。 このやり方で計算すると、実際とどこがどう合わないのでしょうか。 後学のために教えて下さい。宜しく |
PCの調子がわるいので、ダブったらすみません >このやり方で計算すると、実際とどこがどう合わないのでしょうか。 内容からして、エクセル等でのパソコン計算を希望している ようなので、参考資料を下記にかきました。 これらの本のPRGを、アレンジすればよいと思います 空調設備の動的熱負荷計算入門(社)建築設備技術者協会 は、もう売ってないみたいなので、 下記の本が、通販検索であったので、参考にされてはどうでしょうか パソコンによる空気調和計算法 宇田川光弘/著 出版社名 オーム社 出版年月 1986年12月 ISBNコード 4-274-10050-2 税込価格 5,460円 |
早速、レスを頂きありがとうございます。 ご紹介いただいた書籍は県立図書館に有るようなので、調べてみます。 私が聞きたかったのは次のようなことです。 空調設備設計に用いる空調負荷関係式は定常状態での関係式です。 しかし、定常は非定常の特殊な状態ですから、 室温の時間的推移(非定常計算)に、この定常関係式を全く使えないことは ないように思います。 定常状態関係式を用いた計算結果が、 どのような定性的傾向を示すのか、その誤差の大きさはいかほどか、また、 どの要素を修正してどの要素をプラスすればいいのか その辺のところを知りたかったのです。 Excelは便利な道具です。 こんな計算がExcel(VBAは使わない)で簡単にできたら 設備屋さんには便利だろうなと想像して、Excelを引き合いに出しました。 |
熱平衡式で、書いてみますね 室内熱容量×室温変化 = 室内熱流の合計 =(外壁,窓,床等)+(隙間換気)+(人,照明,機器)+(熱供給) 定常の場合は、当然、室温変化=0 ですよね。 ですから、 (熱供給)=(外壁,窓,床等)+(隙間換気)+(人,照明,機器) 非定常の場合で、空調なしなら、(熱供給)=0 室内熱容量×室温変化 =(外壁,窓,床等)+(隙間換気)+(人,照明,機器) 理屈は、こうですから、後は単に、(移流+拡散)の問題にみえますが・・・ 実際は、室内熱流のうち、(外壁,窓,床等)は蓄熱等の影響で過去の時間の 影響が大きい熱流です。他の熱流は遅れはあっても、なんとかなるでしょう そのため、この熱流変化をどのように数式化するのかが、精度のキーになるでしょう。もちろん、この熱流の影響が小さい場合は、問題なく計算できるでしょう・・・・・壁が、コンクリートかトタン板では、計算の困難さは大きくちがうでしょう。 |
外部で温度変化があった場合、その変化が室内に伝わり実際に室内負荷となるには時間がかかります。またそれは構造体の種類によっても伝わり方が異なります。 外部の温度変化は次々にやってきます。それぞれの変化を1パルスとして(応答係数法といわれているようです)、その変化を1時間後2時間後に室内に及ぼす影響をそれぞれ算出し、時間ごとにたたみ込み積分して負荷を計算します。 簡単な説明が以下に出ています。 http://www.shasej.org/gakkaishi/0305/0305-koza-01.html |
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