Page 186 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼初めて受けます。みなし講習の解答(設計製図)bP CC 09/8/29(土) 15:49 ┗Re:初めて受けます。みなし講習の解答(設計製図)bP masa 09/8/29(土) 17:45 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 初めて受けます。みなし講習の解答(設計製図)bP ■名前 : CC ■日付 : 09/8/29(土) 15:49 -------------------------------------------------------------------------
みなし講習の問題を解答してみました。フォーラムの皆さんチェックしてください。 設備設計一級建築士修了考査−U(設計製図) 解答 設備計画(必須問題) 問 1−答:変風量単一ダクト方式を採用し、空調系統をインテリア系統とペリメータ系統に分ける。インテリア系統は還気CO2濃度による最適外気導入量制御を行い、外気負荷の低減を行うとともに、中間期・冬期の外気冷房が可能な計画とする。日射を影響を受けるペリメータゾーンはファンコイルユニット方式とし、居住者による個別制御を行いやすい計画とした。 問 2−答:A 展示スペースは、厳密な室温設定は要求されないため。 問 3−答:空気冷熱源設備容量:90W/u×8,072u×1.05×1.05×1.05=840.991kW →841kW 空気温熱源設備容量:55W/u×8,072u×1.05×1.05×1.05=513.939kW →514kW 問 4−答:@.水源の位置、採水可能量、給水圧力、水質の確認、給水方式等について現場、役所調査を行う。 A.給水する場所と水の使用用途の確認、特殊用途の有無の確認 B.水使用器具、機器が必要とする給水量、給水温度、給水圧力、水質など、条件の確認 C.同時使用率、継続時間確認 D.上記@〜Cをもとに、給水方式を選定し、機器配置、機器容量及び配管径を決定、配管経路について協議する。 問 5−答:排水 @.排水横管に適正な勾配 A.二重トラップの禁止 B.排水立て管のオフセットに注意し、上下600o以内に排水横枝管を接続しない C.詰まりやすい箇所、掃除いやすい箇所、長い配管に掃除口を設ける 上記の項目に留意とて計画する。 通気 @.ループ通気方式 A.個別通気方式 B.伸頂通気方式・その一種として特殊継手排水方式 上記の項目に留意して計画する。 問 6−答:貯湯量35(g) 貯湯量Qhw=N×q/K1 =115(人)×0.2(g/人)/0.7 =32.867(g)→35(g) ただし、 N :給湯対象人員(人) 各115(人)1フロア q :一人当たりの給湯量 0.2(g/人) K1:連続出湯係数 0.77 問 7−答:展示スペースの目的に合った機能照明、環境照明とする。 下記の手順に従って照明計画をする。 @.展示スペースの仕上、色彩、インテリア等に関して協議をする。 A.所要照明の決定:展示スペースがエントランスホールに隣接しているため、またガラス面が多いことにより屋外自然光の影響を受けやすいので照度を800〜1,000Lxと高くした。(夜間は300Lx)照明学会「オフィス照明設計技術指針」JIEG-008(2002)による。 B.光源の選定、器具の選定:演色性は80以上とする。省エネ器具の検討 C.照度設計 D.灯数、配置の決定:グレア等の検討 E.点滅区分の決定:夜間の点滅を検討 問 8−答:@.内線数の算定 A.局線数の算定 B.局線の発着分離 C.中継台 D.構内PHS E.交換機室 上記の要点に留意して計画する。 問 9−答:負荷設備容量 :床面積(u)×全負荷(W/u) 8,072u×125.2W/u=1010,6144W→1,010.6(kW) 最大需要電力 :負荷設備容量(kW)×需要率/不等率 (事務所需要率:0.6) (事務所の不等率:1.1 建物用途により1.0〜1.1) 1,010.6kW×0.6 /1.1=551.236(kW) 受変電設備容量:最大需要電力×余裕率/総合効率×総合力率 (余裕率:1.2 総合効率:0.85 総合力率:0.9) 551.236kW×1.2/0.85×0.9=864.68(kW)→865(kW)→900(kVA) 問10−答:最大需要電力 :上記より551.236(kW) 契約電力(業務用電力契約)=550(kW)〜600(kW) bQにつづきます。 |
個人的な解答試案です。 必須問題 問1.事務室の執務人員の変動等に対応する為、適切な空調方式・空調ゾーニングとする為にインテリアゾーンは変風量単一ダクト方式、ペリメーターゾーンはファンコイル方式とする。 なお、インテリアゾーンの変風量単一ダクト方式は、必要外気を確保できる最低風量制御とする。 問2.C(定風量単一ダクト+ファンコイルユニット方式) 選定理由:室内循環風量を確保する為、定風量方式とする。窓際等ペリメーター負荷は、ファンコイルで処理し、冬季のコールドドラフトの防止を行う。 問3.事務所の最大負荷原単位(冷房時90w/u、暖房時55w/u)より余裕率・劣化率・機器能力保障を考慮して選定する。 空気冷熱源容量=90W/u×8,072u×1.05×1.05×1.05=840.991kW →840KW 温熱源設備容量=55W/u×8,072u×1.05×1.05×1.05=513.939kW →515kW 問4.給水方式は、断水時の水量確保の為に受水槽設置とし、保守を容易とする為に高置水槽が不要な、ポンプ直送方式とする。 給水配管は、クロスコネクション防止の為に、他配管と識別可能な管材とする。 受水槽周囲の保守空間及び付属配管・給水器具は吐水口空間・排水口空間を適切に確保する計画とする。 問5.建物内は、汚水・雑排水分流方式とし、敷地内設置の汚水桝で合流して公共下水道の放流する。 通気方式は、通気立管設置のループ通気方式とし、排水負荷の多い系統は、逃がし通気を適切に設置する。 なお、排水立管の頂部は伸長通気管として、通気立管に接続する。 間接排水とする衛生器具は、適切な排水口空間を確保する。 厨房排水は、グリーストラップ等の適切な除害装置を設置し、一般排水管とは別系統で汚水桝に接続する。 問6.貯湯量=115人×0.2L/人÷0.7(連続出湯係数)≒32.9L→35L 問7.基準照明の光源は、展示物に悪影響を与えないように、紫外線放射率の少ない白熱系のものとする。 光源色は、演色性を考慮して適切に選定する。 展示物を掲示する部分は、局所照明の設置・移動を容易にする為、照明配線ダクトを適切な設置する。 展示物の適切な照度設定を行えるよう調光装置を設置する。 照明器具は、省エネルギーを考慮して効率の高いものを適切に選定する。 保守管理・保安の為の適切な点滅区分とし、点滅方式は、遠隔操作又はタイマーによる時間制御とする。 問8.必要な外線数を引き込めるように、MDFの大きさを適切に選定する。 なお、光回線の引込みを想定して、必要な接続機器スペースをMDF室に確保する。 各階IDFは、必要外線数及び光回線接続機器が収容できる大きさとする。 各階設置の電話交換機はデジタルPBXとし、外線数・内線数を適切に設定する。 問9.受変電設備の総容量=8,072u×125.2W/u×0.6(需要率)÷1.1(不等率)×1.2(余裕率)÷0.85(総合効率)÷0.9(総合力率)=864697VA→900KVA 問10.契約電力(業務用電力契約)=8,072u×125.2W/u×0.6(需要率)÷1.1(不等率)≒551244W→552KW |
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