Page 90 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼空調方式が判りません sato 08/10/13(月) 0:32 ┗Re:空調方式が判りません masa 08/10/13(月) 0:49 ┗Re:空調方式が判りません sato 08/10/13(月) 1:28 ┗Re:空調方式が判りません masa 08/10/13(月) 3:44 ┗Re:空調方式が判りません sato 08/10/13(月) 9:11 ┗Re:空調方式が判りません けろ 08/10/13(月) 10:36 ┗Re:空調方式が判りません 水道屋の倅 08/10/13(月) 11:54 ┗Re:空調方式が判りません sato 08/10/13(月) 19:31 ┗Re:空調方式が判りません 10月19日 08/10/14(火) 8:31 ┗Re:空調方式が判りません sato 08/10/14(火) 9:02 ┗Re:空調方式が判りません 10月19日 08/10/14(火) 12:15 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 空調方式が判りません ■名前 : sato ■日付 : 08/10/13(月) 0:32 -------------------------------------------------------------------------
再考査(製図)受けます。 ネット上で見つけた例題について教えて頂けますでしょうか。 「以下の@〜Bの用途に適した空調方式(A〜E)を選択し、その理由を幾つか述べよ」 @屋内プール Aレストラン B多目的ホール A 定風量単一ダクト方式 B 変風量単一ダクト方式 C 定風量単位一ダクト方式+ファンコイルユニット方式(2管式) D 定風量単位一ダクト方式+ファンコイルユニット方式(4管式) E 定風量単一ダクト方式+温水式床暖房方式 という問題に対する私の解答は、 @−C 理由:プールサイド等のペリメータゾーンをファインコイルユニットで対応 A−A 理由:恒温・恒湿・無塵・無騒音の機能要求に対応 B−B 理由:天井が高い為、変風量による居住域空調の対応 としましたが、今ひとつピンときません。 4管式は経済性で、床暖房は小空間向き、という理由で切りました。 基本的な事柄の質問で澄みません。 |
個人的な回答ですが、私なら以下の回答です。 @屋内プール→A定風量単一ダクト+床暖房 理由:換気量確保の為、定風量単一ダクトを基本空調とし、プールサイド等は天井高が高いので床暖房による輻射暖房及びコールドドラフト防止を行う。 Aレストラン→C定風量単一ダクト+ファンコイルユニット(2管式) 理由:換気量確保の為、定風量単一ダクトを基本空調とし、窓面などペリメーター負荷をファンコイルで処理する。(暖房時はファンコイルにより、窓面のコールドドラフト防止を行う) B多目的ホール→A定風量単一ダクト+床暖房 理由:換気量確保の為、定風量単一ダクトを基本空調とし、ステージ及び、ステージ前面など天井高の高い部分は床暖房によりコールドドラフトを防止する。 |
早々の回答、masa様いつもありがとうございます。 私の解答は全×でしたね。 空調難しいです。 床暖房(吹き出しタイプやエアフローウィンド方式ではなく温水式床暖房)は、天井が高くても コールドドラフト防止に効果的なのですか、又一般的なのでしょうか。 それから、変風量を採用すべき最も適した用途や条件とはどんな建物になるのでしょう? masa様の解答では、全て定風量を基本としているので、その見解を知りたいです。 |
今回の室用途の場合は、換気量が一定量確保される必要があるものばかりですね。 プールは、除湿や塩素濃度軽減の為に一定の外気導入が必要ですし、レストランも臭気や、タバコ換気・厨房換気とのバランスを考えると定風量が無難です。 多目的ホールも、劇場として使用する場合は、条例等により外気導入量が規定されている例があります。 変風量が適している用途は、室内の人員変動が多く、人員変動により室内負荷が変動する場合です。(会議室など、常時使用しない部屋や、事務室でも外出者が多い場合、商業施設など、季節や時間帯で人員が大きく変動する用途など) また、空調器一系統で、負荷の違う複数室を空調する場合に採用されます。 多目的ホールも条例等で規制されていない場合は、変風量を採用する事は可能ですが、大空間なので、換気回数を一定回数以上確保しないと、居住域の温度を目標温度にする事が困難になります。(全体空調と居住域で風量制御方法を変える手法が必要になります) |
すっきりしました。 >今回の室用途の場合は、換気量が一定量確保される必要があるものばかり... 「換気量」がポイントになること、よく理解できました。 解りやすい説明、ありがとうございます。 |
「どの方式を選んだか」という「解答」より 「なぜその方式を選んだか」という「理由」の方が重要な気がします。 masaさまの書かれたことには十分納得できますが、 合理的で妥当な採用理由を挙げられれば、他の方式でも構わないと思います。 屋内プールでも、平日と週末とで利用者数が大きく異なるような場合、また夏期と冬期とで空調に必要な風量が大きく異なるような場合、最低外気導入量を設定した上で「変風量」を採用することもアリだと思います。 レストランも、ファミレスか高級ホテルのレストランかで考え方が全く異なりますし。 多目的ホールも、その形状や規模、想定される利用形態によって異なるはずです。 舞台装置が大掛かりならば客席部とステージ部で空調機を分ける必要があるかも知れません。 座席下部吹出の置換換気(空調)により、入場者数が少ない場合に風量を落とすことも可能かも知れません。 階段状の客席スペースなら温水床暖房はやりづらいですし。 屋内プールならガラスアトリウム、 レストランならサンクンガーデン、 多目的ホールならPC梁、 などと一義的に決まらないのと同じです。 「なぜそうするのか?」 そこが重要かと。 |
さらに言うなら プールはオールフレッシュにするのが望ましいでしょう。 塩素、湿気でダクトは錆サビ、コイルはボロボロです。 予算的に厳しければ、通常のレタン方式にしておいて、 オールフレッシュに対応出来るような、空調機の選定、 ダクトワークにしておくのがベストです。 |
皆さんから丁寧な説明を頂き、感謝します。 テキスト読んでるより、余程理解が深まりました。 この種の問題(例えば電気の照明方式の用途に応じた選定とか)は、 専門的な経験が最も活かされる分野かと思いますので、いろいろ な方の考え方を聞くのが頭に残りますし、何より読んでいて楽しいです。 そのうち、照明計画なども語ってもらえたら嬉しい限りです。 |
sato様 私も再考査を受ける物です。 ”ネットで見つけた例題”とのことですが、 差し支えなければ、 サイトを教えて頂けないでしょうか。 どうぞよろしくお願いします。 |
10月19日様 以下のページ(建築設備士2次試験練習問題)にPDF形式ででてました。 http://weknow.cool.ne.jp/ 全て記述式問題で、計画上の留意点を幾つか述べさす問題ですから、 全部解答すれば、テキストを熟読する結果となります。 ただし模範解答は当然ありません。 やってみると判りますが、設備一級の試験より難易度は高いです。 かなり深く読み込んで総合的に理解しないと解答まで至りません。 |
sato様 本当にありがとうございました。 でも残念。 模範解答も載せてほしかった・・・。 |
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